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ご挨拶

大会テーマ『作業療法士の してん ~視点・支点・始点』
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クローバーホスピタル
大会長 遠藤 陵晃

 

県士会会員の皆様におかれましては,ますますご健勝のこととお慶び申し上げます

まだ皆様の記憶にも新しいと思われます第15回神奈川県作業療法学会は2015年4月に横浜リハビリテーション専門学校で開催されました。参加者も多く、大きな成果を上げた学会となりました。来年度は、神奈川県作業療法学会ではなく、神奈川県臨床作業療法大会の開催年となります。神奈川県臨床作業療法大会は、まだ歴史が浅く、今回で2回目の大会となります。開催日を2016年8月7日(日)とし、藤沢市民会館での開催を予定しています。

今回の臨床作業療法大会のテーマは、『作業療法士の してん ~視点・支点・始点~』となっています。なぜ、“作業療法士のしてん”というテーマとしたかと言いますと“してん”という言葉は漢字で表すと色々な意味を持ちます。

皆さんは、“してん”と聞いて何を想像しますか。

私は、まず“視点”という言葉が頭に浮かびます。視る点と書いて“視点”と読むのは皆さんも御存じのとおりです。私たち作業療法士は、患者様・利用者様を視ることを仕事としています。もちろん、ただ視ているだけではありません。重要な情報を取るためにいかに広い視野で観察を出来るか、日々できるようになりたいと私も考えています。

また、私たち作業療法士として初心を忘れない為の“始点”。患者様・利用者様の立場からは、新たな人生の“始点”と考えることもできます。家族や地域などを支える点と書いて“支点”もあります。このように“してん”という言葉は色々な意味を持ちますが作業療法士にとっては全てが必要とされている“してん”と考えています。

今回、神奈川県臨床作業療法大会は、作業療法を県民・市民に知っていただく機会を作る為、テーマに準じた市民講座などの企画を考えています。もちろん作業療法士にとっても若手からベテランまでが参加しやすい臨床作業療法大会にするため、実行委員と一緒に企画・運営を行っている段階です。企画が固まり次第、順次公開していきたいと考えています。

開催まで一年余りとなってきました。一日一日大切に大会企画を行っていきたいと考えています。県下の作業療法士の皆様や関係諸団体の皆様のご協力を得ながら大会を盛り上げていければと考えています。ぜひ、活発な意見交換や学べる機会、県民・市民に作業療法を知っていただく大会にしていきますので宜しくお願いします。