149号:再開の年

 皆さんお久しぶりです。諸事情により、約一年間広報活動を休んでいた大宮です。
 実はおととしの冬に体調を崩し、仕事も2ヶ月ほどお休みしました。大きな病気ではありませんでしたが、自宅で寝たきり状態を余儀なくされたことは、私にとってとても大きな出来事でした。何もできないことの苛立ちや周りに申し訳なく思う気持ち、喪失感、不安感を抱えながらも、周囲の人に対しては笑顔で振舞ってしまう・・・
 そんな状況の中で私が得たものは、私を取り巻く人達の愛でした。家族や親戚・友達・仲間からたくさんの手を差し伸べてもらい、つくづく私はなんて幸せ者だと思いました。また、経験することはそれ自体が宝になります。本当の気持ちは同じ経験をした人にしかわからないものという意味で、辛い経験も人生には役に立つでしょう。
 特に相手の痛みを考えることはOTの仕事に大切なこと。辛い中でも人は前に進まなくてはいけません。なぜなら、人が生きている世界には時があり、時は自動的に進み、先には未来があるからです。
 一見自分が立ち止まったり後退しているかのように見えても、実際には時が進んでいます。以前、「この世は修行の場であの世は修行を終えたものが帰る場所」と聞いたことがあります。私も子供も両親もみんなこの世に修行に来ていると考えれば、どんなに辛い試練でもそれはあの世に帰るために人間として成長するために必要な課題であり、その課題を受けることで本来のマイホームであるあの世に帰ることができるのかもしれません。
 5歳になった息子にも喜怒哀楽プラス苦辛etc、いろんな経験をして成長していってもらいたいと願っています。息子は私が体調を崩したあと、更に優しくしてくれ、お手伝いも頑張ってくれるし、家族の笑顔のもとです♪。体調を崩したことっがきっかけで保育園のママとも仲良くなれました♪。
 不思議ですね~~。再びひよこ通信を担当することに対して悩みましたが、終わる時はきちんとした形で終わらせたいという思いがあり、広報部の方々のご好意に支えられて戻ることができました。これからも、まだまだ修行中の私ですが、よろしくお願いします。ママもOTも頑張りまっす!!

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