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【在校生】第8回 不思議な作業療法

不思議な作業療法 こんにちは。僕は将来、作業療法士になって身近な人の障害を治せたらいいな、と思ってこの職業に就くべく学校に通う現在3年生の一生徒です。
 こんな僕が言うのもなんですが・・作業療法士になろうかなと考えている人。そんなあなたはラッキーです。 こんなに今、ホットでしかも奥が深い、いや懐が深い仕事はきっと他には有りませんよ!

 何で作業療法士はそんなに奥が深いかと言うと、一つ目に、作業療法士は色々な障害や病気に対して治療することができる事です。
 (少し専門的な言葉が多くなりますが)作業療法士は作業(日常生活上で営まれる顔を洗う・料理をする・などの活動、全てを指します) をする事で患者さんを治療するという専門職なので、身体の障害の他にも精神の障害を持つ患者さんや認知症、発達障害などの患者さんにも治療をします。

 二つ目に、作業療法士は多種多様な知識や道具を用いて治療を行います。作業療法士は骨折や腱断裂や脳卒中などの障害を、生活上で困る問題点として捉える事で、動作のやり方などに治療する事ができます。
 自助具という道具の作成や義肢装具といった道具を用いたり、患者さんの生活環境を調節したりといったアプローチで患者さんの生活をより良くする事も作業療法の治療の一つです。

 三つ目に、作業療法は治療の仕方も多種多様です。作業を介して治療をするのは共通しますが、そのやり方は様々で、生活訓練や機能訓練や自助具作成を介してなど、患者さんに色々な角度で治療していく職種なので、作業療法士の人それぞれが様々なアプローチで患者さんを治療しています。

・・これほど不思議で奥が深い医療職が他にあるでしょうか?

 本当ならもっと具体的に作業療法がどんな仕事であるかとか、どんな事を学んでいくのかとかを伝えられたら一番良いのでしょうが、今の僕はそれに充分に答えることは出来そうにありません。
 それというのも学校の授業を受けて先生から話を聞いて、評価実習を経験して・・作業療法士という仕事に少しずつ近づいてきてはいても、僕には未だ「作業療法士とは何だろうか。」という疑問?に自分なりの答えを見出せずにいるからです。
 それどころか、むしろその疑問は良い意味で募るばかりです。知れば、分からない。知れば知るほど、分からない。そんな奥の深さが作業療法というモノには有ると僕は思っています。
 ただ、作業療法士は患者さんの目に見える障害の他にも、目に見ることが出来ない患者さんの生活、いわば生き方そのものを治療する事ができる、そんな仕事なんだと今の僕は思います。

 もう一度言いますが、作業療法士という職業は奥が深く、懐が深く、患者さんの望む生活を取り戻してあげる事が出来る素晴らしい仕事です。僕は作業療法士という道を選んで本当に良かったと思っています。

(2006年1月現在,神奈川県内の養成施設に在籍,3年生)

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