作品No.38 片手でブラジャー

作品
作品No.38 片手でブラジャー

製作者
秀峰会 訪問看護リハビリステーション 陽光の大地

目的
片手しか使用できない方がブラジャーをつけるための道具。

対象
片手が胸の高さ・後方で使えないためにブラジャーをつけることができない方。

道具
はさみ

材料
紐(伸縮性のないもの、肌にあたって不快ではないもの)、洗濯バサミ

製作方法
1) 紐を適切な長さに切る。
長さは完成後、斜めがけにしたときに洗濯バサミが胸の下辺りにくる程度。(長めにして、後で紐を結ぶことで、使用する方に合わせて長さを調節することもできます)

2) 紐に洗濯バサミを通し、紐を結んで輪にする。
洗濯バサミは可動するようにします。

使用方法(図は右手が使いにくい場合の図です)
使用方法:PDFファイル

1)前でホックをとめる際に麻痺側となる側の先端を洗濯バサミでとめる。洗濯バサミをつける位置はホックより内側。
作品No.38 片手でブラジャー

2)1)の紐を首にかける。
作品No.38 片手でブラジャー

3) 非麻痺側の腕を紐に通して、斜めがけにする。
作品No.38 片手でブラジャー

4) 非麻痺側の手で後ろから下着を回し、前側でホックをとめる。
作品No.38 片手でブラジャー

5) 洗濯バサミをはずし、下着を回して向きを整える。
作品No.38 片手でブラジャー

6) 麻痺側→非麻痺側の順番で下着の紐を肩に通す。
作品No.38 片手でブラジャー

コメント
女性対象者の中には「しっかりと下着をつけたい」と思う方もいらっしゃいます。この道具を使用すると、今まで使用していたお気に入りの下着をつけることができるという事が利点だと思います。
ホックを片手でとめることにコツがいるため数回練習が必要な場合もあるかと思います。 

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wpm/blog/post/368