作品No.35 輪ゴムdeとめるんだーG (輪ゴムシリーズ)

作品
作品No.35 輪ゴムdeとめるんだーG (輪ゴムシリーズ)

製作者
済生会横浜市東部病院 木下剛OTR

目的
片手で簡単に輪ゴムで物を留める自助具

対象
片麻痺の方

道具
のこぎり,電動ドリル,金やすり

材料
木板材(廃材)厚さ300mm
木丸棒 直径5mm(長さ:80mm×2本・170mm×2本) 直径18mm(長さ:80mm×1本・170mm×1本)
滑り止めシート
接着剤

製作方法

1) 木板を適当な大きさにカット.丸棒と同じ直径のドリルで深さ25mmの穴を図のように開ける.小さい穴は複数開けておくと良い.丸棒は必要な長さに切断し木版に差し込む.
輪ゴムdeとめるんだーG

2) 太い丸棒の側面に金ヤスリで溝をつける.
輪ゴムdeとめるんだーG

3) 木板の裏に滑り止めシートを接着剤で貼付ける
輪ゴムdeとめるんだーG

使用方法
1)薬剤など小さなものは図のように低い棒を用い,輪ゴムを折り返し二重にして留めます.
輪ゴムdeとめるんだーG
輪ゴムdeとめるんだーG
輪ゴムdeとめるんだーG

2)スナック菓子の袋など大きなものは高い棒を用いて図のようにして留めます.
輪ゴムdeとめるんだーG
輪ゴムdeとめるんだーG

コメント
・細い丸棒は抜き差しが可能ですので,木版に複数の穴を開ける事によって棒を立てる位置の調整が可能です.
・太い丸棒の側面に輪ゴムが引っかかる溝をつけておくことで,輪ゴムの位置がズレたり外れたりする事を防げます.
・片手で輪ゴムを留める際に本体が動かないように,木板はある程度重さがあった方が良いでしょう.今回は底面に滑り止めシートを貼付けていますが,テーブルに固定しても良いと思います. 

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