8月 06 2013

小さくなった空

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写真:大きい雲をまるごと映し出すモンゴルの大地

モンゴルの空は広い!んだけれど、
首都ウランバートルの空は小さいです。
私の心も折れそうです。

私の活動する病院は、首都の国立の外傷整形外科センター。
モンゴルで唯一と言っても過言じゃない外傷専門の病院なのです。

しかし、車椅子が何しろ少ない。
病院全体で約400床。それに対し10台にも満たないんじゃないだろうか。
リハビリ科には、2台程度。

最近、患者にその車椅子を使用した時、
うちの科に2人いるPTが言った。
「うちの科に車椅子あったの?」だそう。
これを聞いてがっくり。

私や他の同僚はいつも使ってたよ?一緒に担当した患者さんもいるのに知らなかった??
(溜息)

確かに、病棟にあれば病棟にあるものを使ってたけど、
車椅子は慢性的に病棟に足りない状態だから、
リハビリ科のを使うことも多かったのに。

今までリハビリで使いたい時はどうしてたんだろう?他のスタッフに車椅子について聞いてみたことはあるのかな?少なくとも私は、最初、自分で聞いてまわったけど。(再度溜息)
と、頭の中がうずまき状態。

また、今日は、車椅子がリハビリ科に少ないという話を聞いて、日本からモンゴルを支援しているNPOニンジンの方々が、中古の車椅子を一台寄付してくれたため、それを同僚と一緒に引き取りに行った。
その時に同僚が、車椅子をリハビリ科に寄付することに関して公私混同するような発言をし、それにカチンときてしまう私。

さらに、今日は、科に一台新品の車椅子があるけど、それは梱包されたままの状態だということを聞かされ、さらにがっくり。
高価なものだし、無くなったら困る、きれいなままとっておきたい、ってことだろう。モンゴルではよくあること。
しかし、患者のために使わないなら意味ないじゃないか! 憤りを抑えて、同僚に説明。

ああ、車椅子、車椅子・・今日は車椅子にふりまわされた。

私の中のウランバートルの空がさらに小さく感じる日でした・・・。

帰国まであと50日。
私の好きなモンゴルの空は、本当は広いんです。
明日はきれいな空が見られるかなあ。